大きな地震のあとも続く余震。この余震が続く時期には、なぜか車の盗難や車上狙いが増える傾向にあるといわれています。
 

揺れでカーセキュリティが誤作動を起こす

震度4〜5もの地震がくると、その揺れにカーセキュリティが反応し、アラームが誤作動を起こすことがあります。余震の際も、揺れに反応してアラームがなってしまうこともあるのです。

特に、住宅密集地に車を停めている方は、何度も誤作動を起こすアラームが近所迷惑にならないように、カーセキュリティを切るというケースがとても多いのです。

セキュリティが作動しない車が増えるので、盗難や車上狙いが増えやすいと考えられています。

しかし、セキュリティシステムを切らざるを得ない状況でも、平時と同じく車に防犯対策を講じることで、車の盗難や車上狙いのリスクを下げられる可能性があります。

車から離れるときは必ずドアロックする

離れるのが短時間でも、必ずロックをかける癖をつけましょう。車上狙いは窓ガラスを割ることもありますが、窃盗犯にとってもガラスを破ることはリスクを増やす行為であり、最初はロックのかかっていない車を狙うからです。

また、車そのものの盗難を防ぐために、ハンドルロックやタイヤロックといった物理的なロックをかけるのも有効です。

見える場所に荷物を置かない

車上狙いはガラスを割るなどの荒っぽい手口で車の荷物を狙いますが、窓から見える位置に荷物が見えている場合は、いっそうそのような手段を取りやすくなります。

貴重品が入っていそうなバッグやポーチ類、スマホやゲーム類はもちろん、小銭やETCカード、一見するとお金にならなさそうな物まで盗んでいきます。荷物を置くにしても、ダッシュボードなどにしまって、外から見えないようにしましょう。

ドライブレコーダーをつける

防犯ブザーは切らざるを得ない状況でも、駐車中に車上搭載カメラを作動させておけば、抑止力になります。ドライブレコーダーの中には、運転中だけではなく、駐車中も録画ができる機能をもつ製品もあります。

車上狙いもできるだけ簡単に狙えそうな車を選ぼうとするので、ドライブレコーダーが常に作動していると外から見てわかるだけでも狙われにくくなるでしょう。

前方だけではなく、後方にもドライブレコーダーを付けることをおすすめします。車上狙いのリスクを避けるだけではなく、運転中のあおり運転に対する抑止力としても効果があり、万が一の時には証拠として使えるようになります。