取り出しやすいケースや箱に入れて何があるか、見てすぐわかるようにするのがコツ。賞味期限のチェックもしやすくなる。

収納のコツ

上段:消費期限のない備品・軽いもの

賞味期限のない家電や軽いものを収納する棚。 使い捨てのプラスチックのスプーンやフォーク、紙皿、割りばしなどを常備しておきましょう。

用意しておくと便利な備品は、以下の通りです。

  • 食品用ポリ袋
  • ラップ
  • アルミホイル
  • キッチンペーパー
  • ウェットシート(除菌用)

食品用ポリ袋は、ガス・電気・水道が止まったときにも、食材を入れて鍋で湯せんをすることで、さまざまな料理を作れます。

中段:缶詰・非常食など

保存期間が数ヶ月から数年の非常食を入れます。缶詰、即席スープやみそ汁、乾物などを常備しておきましょう。

調理時に使うカセットコンロ・カセットボンベを一緒にしまっておくのもおすすめです。ライフラインが止まったとき、復旧にもっとも時間がかかるのはガスだと言われているので、万が一に備えておきましょう。カセットコンロやカセットボンベを立てることで、省スペースに収納できます。

カセットコンロは重たいので、災害時に上から落ちてきて怪我をしたり破損したりしないように、低い位置に収納しましょう。

下段:飲料水・重いもの

下段には、重いものや液体のものを保管してください。地震などが起きると上から落ちてきて怪我をするおそれがあるため、床に近い位置に納めるようにしましょう。

ただし、大人2人分が1週間生き延びるために必要な水の量は、2Lペットボトルが最低24本(1日1本)が必要です。箱でも4箱必要でかさばるので、1 つの場所に入りきらない場合は、キッチンだけではなく、クローゼットや寝室などに分散して保管してみましょう。

収納は「見える化」すると無駄なくローリングストックできる

備蓄用食材を収納するときは、中身が見えて取り出しやすい箱に入れるのがコツです。箱の側面に賞味期限の目安を書いておけば、ローリングストックもしやすくなります。奥の方へ補充をして、手前から先に使っていきましょう。

保管場所は、使う頻度と目的によって決めましょう。毎日使う食材はキッチンやパントリーなど、取り出しやすい位置に常備します。たまにしか使わない食品は、クローゼットや押し入れといった場所にしまうのも手です。

このように、見えやすい形で収納するときに、「同じものをいくつも買ってしまった!」とか「いつのまにか賞味期限が切れてしまった!」といったことがなくなります。